街中でよく見かける電柱ですが、道路ではなく個人の土地にある場合もあります。
土地を購入しようとしたら、その土地に電柱があった場合、どうしたら良いのか迷うものです。
今回は、電柱とはなにか、購入した土地に電柱があった場合のメリット・デメリットについても解説します。
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電柱とは？
電柱とは「電力柱」と「電信柱」2つをまとめてあらわす総称です。
電力柱とは、電力会社が各家庭や企業・工場などに電気を送るために、道路上や敷地上に設置しています。
一方の電信柱とは、通信会社が電話回線や光ケーブルなどを家庭に届けるために設置しているものです。
電力柱と電信柱は見た目が同じなので見分けることは難しいですが、電柱には管理プレートがついており、そこを見れば電力会社・通信会社どちらが管理している電柱かがわかるようになっています。
なかには、1本の柱で電力柱と電信柱を共用しているものもあり、電力会社と通信会社の両方のプレートが取りつけられています。
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購入する土地に電柱があるメリットとは？
自分の敷地内に電柱があるメリットとして、電力会社から電柱敷地料がもらえる点があります。
電柱敷地料は電気通信事業法で決められており、宅地の場合は電柱1本・ケーブル1本あたり一年間で1,500円です。
地目が田なら1,870円、畑なら1,730円、山林などは215円の敷地料をもらえます。
申請手続きをすれば振り込まれるので、電柱に備えつけてある番号や記号を控えて、電柱を管理している電力会社や電話会社に連絡してみましょう。
また、購入を検討している土地に電柱がある場合、売主に対して価格交渉がしやすくなるメリットもあります。
必ず値引きしてもらえるわけではありませんが、電柱があると売りにくいのは事実なので、交渉に応じてくれる可能性は高いです。
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購入する土地に電柱があるデメリットとは？
購入しようとしている土地に電柱があるデメリットとしては、まず景観が悪くなる点が挙げられます。
電柱は一般的に道路側に立っているため、場所によっては車の出し入れの邪魔になる可能性もあり、また電柱が光をさえぎって日当たりが悪くなるなど、生活が不便になるかもしれません。
くわえて、電柱の保守点検作業など、時折作業員が敷地内に入ってくる煩わしさもあります。
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まとめ
購入する土地に電柱があった場合、土地の購入自体を検討しなおす方も少なくありません。
しかし敷地内に電柱があると、電柱敷地料がもらえる、土地の価格交渉の理由にできるなどのメリットもあります。
電柱がある場合のメリット・デメリットを理解して、後悔しない土地の購入を進めましょう。
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