
住宅ローンを完済していない家を任意売却する際には期限があります。
いつまでも買い手がつかないと、最終的にどうなるのでしょうか。
どのような理由で売れないのか、そのときの対策と併せて解説するので、マイホームの売却を検討中の方は参考にしてください。
任意売却で買い手がつかないとどうなる?
任意売却を選択した場合でも、競売の手続きは並行して進められるのが一般的です。
落札されると取り下げてもらうのは困難であるため、競売が開札される前日までが期限になります。
落札されるとどうなるかといえば、家は落札者のものになるため、すぐに立ち退きを迫られます。
競売で手にしたお金はすべて住宅ローンの支払いに回されるため、自己資金で新居を探し、引っ越さなくてはなりません。
家を失ったあとも、住宅ローン残債の返済は続きます。
どうしても返済ができない場合は、自己破産を選択せざるを得ないでしょう。
支払い義務は免除されますが、最低限必要なものを残して財産のほとんどを手放さねばならず、連帯保証人にも多大な迷惑がかかります。
▼この記事も読まれています
不動産売却は見た目が大切!リフォームの必要性や内見のポイントをご紹介!
任意売却で買い手がつかない理由
家に買い手がつかないおもな理由の1つは、周辺の相場よりも設定した価格が高いためです。
返済額をできるだけ減らしたいとの気持ちから、相場よりも高額の価格を設定する方は少なくありません。
内覧のタイミングが合わず、売れる機会を逃してしまうケースもあります。
通常、購入希望者は複数の物件のなかから検討するため、次の内覧日までに他の物件に決めてしまうケースもあるでしょう。
任意売却は通常の売却とは異なり、金融機関との交渉や複雑な手続きなど、専門的な知識が必要です。
依頼した不動産会社に任意売却の経験がないと、売却が成立しなかったり、希望する金額よりも安い価格になったりする場合があります。
▼この記事も読まれています
不動産の「買取」とは?向いている方の特徴や注意点をご紹介!
任意売却で買い手がつかないときの対策
買い手がなかなか見つからないときの対策は、売却価格の見直しです。
不動産会社に相談のうえ、周辺の相場を調べて、適切な価格に設定しましょう。
ただし、価格の変更は自由にできるわけではなく、金融機関の承諾が必要です。
内覧においても積極的に応じるよう心がけ、週末はできるだけ開けておくなど、スケジュールを調整しましょう。
室内を清潔に保ち、購入後の快適な暮らしをイメージしてもらえれば購入意欲の向上につながります。
不動産会社には一戸建て・マンション・売買・賃貸など、それぞれ得意分野があります。
依頼している不動産会社に不安を覚えるようであれば、住宅の売買が専門の不動産会社への変更も検討しましょう。
▼この記事も読まれています
不動産売却時の必要書類とは?3つのタイミング別に解説!
まとめ
任意売却で買い手がつかないと競売にかけられ、家を失ったあとも残債を支払い続けなくてはなりません。
買い手がつかない理由には、価格が適切でなかったり、内覧に消極的であったりする点が挙げられます。
価格の見直しや内覧を積極的におこなうなどの対策を施し、必要であれば不動産会社を変更しましょう。
群馬県太田市周辺で一戸建てやテラスハウスを探すならすまい情報館 株式会社ケイズエステートへ。
不動産に関するご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。















